『ながしま と 人』 第2回:黒髭編
 カードゲームには、必要不可欠なものがある。

 それは“一緒にゲームに興じてくれる相手”である。

 初めてプレイした時の感動も、勝利した時の喜びも、対戦相手がいたからこそである。

 一緒にコミュニケーションを図りながら、ゲームを進めていくことこそが、カードゲームの真髄と言えるだろう。

 相手を求め、カードショップを訪れ、共通の喜びを見出すことで、自身がコミュニティーの一員となっていく。

 ここ群馬県南西部に位置する高崎市にも一軒のカードショップがある。自分が遊びたいと思った時、ふらっと立ち寄れる止まり木の様なお店が。

 それが“Booksながしま”だ。

 Booksながしまというお店と、そこに集う人々の物語。コミュニティーの魅力ついてインタビューしていきます。


『ながしま と 人』 第2回

黒髭(くろひげ)

◆プロフィール
 群馬県出身。ながしま“マジック”コミュニティーの中心人物。来る者拒まず、去る者は追う精神で、新規プレイヤーのみならず他県のプレイヤーまで広く迎え入れている。
 マジックだけでなく酒席やイベントの企画立案も行い、コミュニティーの盛り上げ役でもある。
※ 画像は本人の希望で《ネクロサヴァント/Necrosavant》となっています。

◆遊んでいるゲーム
 Magic: The Gathering、ボードゲーム全般(特にテレストレーショ)。


―Booksながしま(以下ながしま)を知ったきっかけは?
 学生のころ、よく遊んでいた友人に連れて来てもらったのが“ながしま”との出会いなんですけど、最初は通い詰めることもなかったんですよね。その後直ぐに社会人になってマジック自体を休止してしまったこともありますし。

 運命って言ったら大げさかもしれませんが、仕事帰りにふと見覚えのある道に出くわしたんですよ。記憶を辿っていくと、行き着いたのが“ながしま”だったってわけです。懐かしさも相まってマジックのパック買ったんですけど、それから仕事帰りに立ち寄ってパック買うのが日課になっていきました。
 段々とFNMにも参加するようになり、その頃には店長やプレイヤー達とも仲良くなって、マジック楽しんでご飯行くみたいな流れが出来てましたね。徹夜でドラフトもしてました。今考えると若かったですね。

―どの位のペースでながしまに通われていますか?ながしまの魅力とは?
 毎週金曜・土曜の夕方は必ずいますね。FNMに参加することが、休日開始の合図になっているんです(笑)。誰とでも遊べるようにデックもスタンダード・モダン・レガシーとありますし、ドラフトまでなんでもできます。一時期は、EDHもよくやってましたね。

 ながしまの魅力ですけど、やっぱり店長の人柄ですね。店長が居てこその店だと思います。きっかけはどうあれ、店長がいなかったら他の人にも出会わなかったろうし、そもそも通い詰めたかもわからないですね。
 みんな個人毎にながしまに来ていたはずなのに、いつの間にか“ながしま”というコミュニティーの一員となっている。個人同士を結びつけ一つにまとめる力と空気、それがあるんですよ。

―これからのながしまに期待することは?
 自分は、マジックだけじゃなくボードゲームもやるんですけど、それぞれのゲーム自体面白いし、相互に魅力的な人達ばかりだから、ゲーム同士の交流会とかやると面白いんじゃないかなと思います。

―ながしまを訪れてみたい方へ一言お願いします。
 新規・古参関係なくわいわいできる、居心地はいいお店です。マジック等カードゲームをやらない人も、ボードゲームの準備ができてますので、是非お越しください。

 私黒髭は、いつでも遊べる準備はできていますので、店長や常連なんかに「黒髭いる?」や「《ネクロサヴァント/Necrosavant》の人います?」と聞いてもらえれば、いつでもお相手いたします。一緒に遊びましょう!

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